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どうやら、TPPの影響とかもあって、2018年末に、日本国内での著作権の保護期間が、没後50年から70年に延長されたようだ。

検索すると、いろいろ情報はでてきて、延長は事実のようだ。世界の中では没後50年というのは少数派だったらしい。

ある方の20歳のときの作品の著作権は、その方が100歳まで生きたとしたら、作品が生まれてから、80+70年、150年間は、保護されるということ。ま、その辺のややこしい話はいいとしよう。2018年末の時点で、それまでの没後50年の著作権保護期間が切れていた方は延長はしない。

没後何年というのは、亡くなった翌年の1月1日からカウントする。

音楽の場合は、作詞・作曲だけじゃなくて、楽譜の版権、CDやその他の媒体の権利、放送権、演奏権などもあって、ややこしい。

主として童謡・唱歌の作曲家を没年で並べてみた(以下・敬称略)

滝廉太郎(-1903年)
宮沢賢治(-1933年)
岡野貞一(-1941年)
田村虎蔵(-1943年)
本居長世(-1945年)
成田為三(-1945年)
河村光陽(-1946年)
草川信(ー1948年)
中山晋平(-1952年)
弘田龍太郎(-1952年)
下総皖一(-1962年)
山田耕筰(-1965年)
佐々木すぐる(-1966年)
海沼實(-1971年)
井上武士(-1974年)
米山正夫(-1985年)
芥川也寸志(-1989年)
古関裕而(-1989年)
浜口庫之助(-1990年)
いずみたく(-1992年)
中村八大(-1992年)
中田喜直(-2000年)
團伊玖磨(-2001年)
伊福部昭(-2006年)
越部信義(-2014年)
大中恩(-2018年)

この中で、2018年に没後50年を迎えたのは、1968年までに亡くなられた方、でいいだろうか。海沼實は、1972年1月1日から50年間、2021年12月31日までの保護期間だったのが、現在は2041年まで保護期間が延長したということだ。

佐々木すぐるについては、1967年1月1日から50年間、2016年12月31日までの保護期間が完了していたので、これは延長しない。

なぜぼくがこんなことを考えたのか

著作権が延長されるらしいということは、知っていたが、すでに法令が改正され、施行されていたことに、今頃気が付いた。これまでも音楽教室やレッスン、謝礼程度で行っている施設演奏などでも、本来は楽曲を使用する前に事前に許諾を得て、著作権料の支払いの手続きをしないといけないそうだ。現実的にそれは難しいことだし、有料でコンサートやライブなどの演奏をするとき以外は、ほとんどされていない。そこで、著作権協会が、カラオケや有線放送でやったみたいに、一律に音楽教室からも一定額を徴収しようという動きがある。

ただ当然教育目的での使用については、使用を認められる規定もあるため、反発も大きい。

そこで、ぼくは、今後できるだけ、既に著作権の保護期間が完了した方の作品を中心に音楽活動をしようと考えた。上記の作曲家のうち、滝廉太郎、宮沢賢治、岡野貞一、田村虎蔵、本居長世、成田為三、河村光陽、草川信、中山晋平、弘田龍太郎、下総皖一、山田耕筰、佐々木すぐる。この13方の作品を中心にやっていこう。ただし、歌が伴う場合には、作詞の方の没年も気にかけないといけない。それはその都度考えようと思う。

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