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音の響きを「音色」と表現します。そして、音程も、和音も、感じているのは「色」です。
「色」を感じるというのは、光の周波数の成分の違いを、目で視覚的に感じることを言います。
この2つの色を見てください
これは「茜色」です。
これは「朱色」です。
この2つの色を、それぞれ、絵の具を混ぜて、再現できるでしょうか。
もうちょっと明るく、もうちょっと赤くみたいに、時間をかけて比べながら試行錯誤すれば、できるでしょう。
単純に高い低いではない音
音にも光と同じように色があります。
音程を合わせるというと、音の高さを合わせるのだと考えていると思いますが、人の耳が聞き分けているのは単純に音の高さの違いだけではありません。
光の色を感じるときに、一般的には、数値を測ったりはしません。しかし、音の場合は、周波数が測定できるので、色を無視して、周波数で合わせようとしてしまいます。
音の色の違い
たとえば、同じ高さの声を、男性の高い声では高く感じ、女性の低い声では低く感じます。楽器でも、似たような現象がたびたび起こります。
音の色を感じているということは、ふだんあまり意識していませんが、たしかに感じているのだということですね。
色が再現できるように、注意深く音を聞いていれば、その音の色の違いが感じられるようになります。
むずかしく考える必要はありません。音の色は感じています。その音の色をイメージをするだけです。
周波数を合わせることそのものは、長いひもを目分量で1メートルずつに切り分けるようなものです。いつも「だいたい」でしかありません。そこに音の色のイメージが加わることで、より安定したものになります。